ヒールは常につま先立ちで背伸びをしているのと同じ
スニーカーなどと違って平らな地面でも常に踵を持ち上げて前傾姿勢
普通は前傾姿勢になり重心が前方に傾くと前に進もうとします。
これが歩く動作。
(歩くというのは足を動かすから前に進むのではなくて重心が前方に傾くことで身体が前に倒れ、そのまま倒れないように足が動くその繰り返しで前に進む動作。重心を動かさずに足を動かしても足踏みと同じで前に進むことはできない)
でもヒールを履いたままでも立ち止まることができますよね。
このとき、膝は軽く曲がったまま身体を安定させるために内ももに力が入り股関節は内に入ってしまう。
そして膝の曲がり方により人によって骨盤が前傾か後傾させてバランスをとってます。
ちなみに踵を持ち上げてる状態はふくらはぎの筋肉を収縮させてて膝が曲がった状態は膝裏の筋肉と太ももの前の筋肉を収縮させます。
だからヒールを履いてる人が訴える3大症状が
足がしんどい
膝が痛い
腰が痛い
思い当たるでしょ。
本人が意識していないところでは外反母趾や魚の目なども多いし下半身のバランスが崩れを上半身で補うので頭の位置もズレて首に負担がかかり肩こりも多い。
日常的なヒールの弊害は履いてるときだけじゃないんです。
ヒールを脱いでもヒールを履いたままの重心を維持してしまっている。
(これの説明は足の裏と脳の関係性の問題で話がズレてしまうので、今回は省略)
なのでヒールを脱いでても変な姿勢のまま。
その変な姿勢のまま歩いたりしているんですよ。