サプリメントの販売はしていない
「先生なんか摂ったらいいサプリありますか?」
「この前テレビで肩こりに〇〇サプリがいいってやってた」
その都度、普通に食事できてるならは必要ないですよと当院ではお伝えしている。
ここだけの話。
整体院の利益だけを考えればサプリメントの販売ほど美味しいものはない。
なぜなら仕入れ値が安いので利益率がいいんです。
それでも当院でサプリメントの販売をしないのは患者さんの身体回復に必要がないから。
それは歪みを矯正してバランスだけを整えとけば大丈夫です。と、いってる訳でもない。
もちろん歪みを矯正して身体のバランスを整えるのは大事ですが、いい身体の状態を保つには当然「栄養」「睡眠」というのも重要。
それなのにサプリメントを勧めないのは何故なのか?
栄養素のほとんどは単独で仕事をするものではなく他の栄養素と共に働きます。
だから栄養素は全て1日に必要分だけ摂取しなければいけません。
どれか1つでも足りてなければ他の必要分摂った栄養素も残念ながら使い道がなくなってしまうんです。
しかしサプリメントは単独の栄養素なのがほとんど。
それに比べて食材は単独の栄養素で出来ているものはありません。
だから普通に食事ができるならバランスのいい食事をしてる方が効率よく栄養が摂れます。
それと食材に含まれている栄養素はお互いに協力しあう。
例えば、ほうれん草。
鉄分、βカロテン、ビタミンC、ビタミンB12、マグネシウム、亜鉛、カリウム、マンガン、シュウ酸、葉酸。
鉄分や亜鉛の吸収を助けるビタミンCが同時に摂取できます。
さらにほうれん草にゴマをまぶすと。
ゴマの栄養素はカルシウム、マグネシウム、鉄分、ビタミンEなど。
マグネシウムはカルシウムの吸収を助けています。
こんな感じでほうれん草の胡麻和えを食べるだけで、こんなに効率的に栄養が摂れています。
サプリメントより食材の方が優れている
マルチビタミンなどの1日に必要なビタミンがこの1粒に。
この1日に必要分を1度に摂取しても意味がない。
ビタミンCなどの水溶性ビタミンは使い切らない分はおしっことして、すぐに排出されます。
ビタミンC配合のものを食べた後にトイレに行って、おしっこが黄色なのは使いきれなかったビタミンCが排出されています。
だから水溶性ビタミンは1日に何回か分けて、それこそ朝、昼、晩とちょこちょこ摂る方がよい。
さらにビタミンAなどの脂溶性ビタミンは貯蓄できますが、排出されないので摂りすぎと逆に身体に害を及ばし病気になります。
ビタミンAが多く含まれる人参。
それが食材で摂取するとなると安全となります。
人参にはβカロテンがあり、このβカロテンが身体の中で必要分だけビタミンAに変化するので安全なんです。
ところがサプリメントでは最初からビタミンAなので記載を守らないと病気になります。
サプリメントじゃなく食事を推奨するもっとも大事なことは
サプリメントを飲んでも美味しくないでしょ。
ところが食事だと美味しい。
この美味しいと感じることが心も満たされるのでストレスも解消されて身体の回復に効果絶大となります。