整体マニアがこだわるものとは
駆け出しの整体師だった十数年前、どうすればその場で痛みが消える施術ができるのか?そればかりに囚われていた時期があった。なのでギックリ腰を痛みをとるテクニック、頭痛と効く〇〇療法、四十肩には▲▲整体などのセミナーを見つけては行っていた。
でも、とあるセミナーで出会った先生によってテクニック馬鹿になっても求めている施術には辿りつかないことに気づかせてもらう。
ちなみに〇〇療法や▲▲整体などが悪いわけじゃないです使う人によって効果はでますし今現在の僕なら当時よりは効果がだせます。
それじゃ何に気づかせてもらい何が足りなかったのか?
それはタイトルにあるように診る、触れる、治るということ。
まず痛みの症状に囚われてしまうと原因である箇所が見えなくなってしまう。
木を見て森を見ずという感じで常に身体全体を診なければならなかったものがいつのまにか痛みの箇所に照準を絞って全体のバランスや動きの流れを見逃してしまっていた。こうなると痛みを起こす原因となっていた動きの制限しているところを見逃すので施術ポイントがズレてしまう。
そして、もっとも大事な触れるとは患者さんの細胞や組織を無意識レベルで防御反応させないこと。
整体を生業にしている者なら出来て当たり前に思うかもしれませんが、これが出来ている整体師は結構少ない。なぜならこの触れるということを教わらないから、だから残念ながらただなんとなく患者さんに触って施術している施術者が多いのが現実です。そういう僕も開業した当初は出来てないどころか知りもしないその他大勢の整体師でした。この触れるが出来ていないと何をやっても効果は半減以下しかでないですし出来てる施術者ならば特殊なことをしなくても触れてるだけでも効果はだせるようになる。だから身につけるまでは毎日特殊なトレーニングをしてました。
最後に治るとは。
治すのでは治るということ。術者が治すものではなく患者さん自身が治るものなので余計な事はせずに回復を邪魔しているものを取り除く最低限のことをしてやればいい。そうすれば最短で患者さんの身体は治ってくれる。それが術者があれよこれよを余計なことをしすぎると患者さんの身体は混乱して嘘をつきだし治るものもなかなか回復しないんです。
これが紆余曲折あって辿りついた整体師のこだわりの診る、触れる、治る。