ぺこぱ編
「突然なんだけど肩こりだし身体のことも考えて整体院に行ってみたいなと思って」
『ヒューなんて素晴らしい心構えだ』
「じゃあ整体院に行くから先生やって」
『俺が整体院の先生をやればいいのか?悪くないだろう』
「ん~ほれほれ チャオちゅーる美味しいですね」
『イヤ、猫が院長の整体院!猫カフェ来てんじゃないんだよって…もふもふしてて可愛さで癒されちゃう』
『そうだろう?健康には癒しも大事なことなんだ』
『時を戻そう』
『今日はどうしました?』
「肩こりが酷くて頭痛もあって。でも痛みはそのままにしてください」
『いや、痛みは身体からの合図そのサインを受け取るのは大事だ』
「ちなみになんですけど、肩こり?頭痛?腰痛?ってなんですか?」
『いや、知らねーんだったら教えよう。そうだろう?こっちは整体師。身体の専門家だ』
『ふふっ。どうもありがとう』
『じゃ施術に入るのでべットに横になってください』
「ぐぅ~ZZZZ」
『いや、寝るのが早い。でもリラックス出来てる証。いいだろう』
「ZZZZZZZZZ…」
「ZZZZZZZZZ…」
「ZZZZZZZZZ…」
『いや、ずっと寝てる!患者さんの身体が回復しようとしてる』
突然起き上がり暴れまわる
「ん~スッキリスッキリ」
『いや、寝起きで暴れまわれるぐらい元気になって良かった』
「うわああ!ZZZZZZ…」
『どうしました??大丈夫だすか?』
「ZZZZZZZ…」
『いや、さっきの睡眠時間では短かった。そうだろ?』
『そもそも現代人は真面目で勤勉で働きすぎなんだ。睡眠時間を削ってまで働いても生活は豊かにならず…だから身体を壊してでも働く。働き方改革はどうなっている?お前はどう思う?』
「うるせー」
『お前よりはうるさい!』
背中を丸めて猫背で座る
「それより見て見てこの姿勢」
『いや、猫背。でも正しい姿勢をちゃんと教えてくれるところがないから猫背の人が増えてしまってるんだ。』
「でも背筋を伸ばして座るのしんどいから嫌なんだよね」
『正しい姿勢は楽に座れてしんどくないからおしえるよ』
「どうも、ありがとうございました」
『どうも、ありがとう』