ブラックマヨネーズ風
『どうもコロナがなかなか収束しませんね』
「不要不急の外出も控えてるから身体動かすこともなくなったわ」
『ほんまやな』
「そのせいで肩こりと腰痛がひどなってもうてな」
『そうなんや、それはしんどいな』
「これは整体でも行って身体整えた方がいいと思うねんけど、どこに行ったらいいんかな思って…」
『まぁな、いっぱい整体ってあるしな』
「そやろ」
『豊津カイロプラクティック院とかいいんちゃう?』
「阪急 豊津駅からすぐのとこな」
『そう、駅からもすぐやんか』
「え、でもな」
『なんやねん』
「駅から、すぐやったらお客さん多くて待たなあかんちゃうん」
『大丈夫や予約制やし、このコロナ禍で密にならんように極力お客さん同士が被らんように配慮もしてはるしな』
「いや、でもな」
『何や?』
「整体師ってゴリラみたいなムキムキな先生がマッサージして揉み返しするんも怖いしな」
『それは平気や』
『豊津カイロプラクティック院は揉んだり叩いたりみたいなマッサージはせーへんから揉み返しは起こらん』
「そうなん?でもな」
『まだ何かあんのかい』
「骨をバキバキされてバラバラなってもうてもどうしよ思ってな」
『それも大丈夫や』
『触れてるだけみたいな力で優しく矯正してくれるから女性でも子供でもお年寄りでも受けてはるし、そもそもバラバラにはならん』
「ほなら仮に豊津カイロプラクティック院に行ったとして気持ちよくてそこで寝てしまったらどうすんねん」
『ええやんけ別に』
「ぐっすり寝過ぎて夜寝られへんようなったらどうすんねん昼寝を甘くみるなよ」
『なんで怒られてるねん』
「昼寝のし過ぎで夜寝られへんでそのまま徹夜で仕事して大事なところでミスして仕事クビなったらどうしてくれるねん」
『考えすぎや。そもそも施術が終わったらいくら寝てても起こしてくれるわ』
「もうええ、甘えに相談したんが間違えやったわ。お前なんかにもう相談せん」
『誰に相談すんねん、これから』
「いつも行ってる皮膚科の先生に相談する」
『皮膚科の先生じゃ肩こり、腰痛は無理や、もうええわ』