ギックリ腰はクセになる
ギックリ腰の正式名称は急性腰痛。
いきなりの激痛に突然ギックリ腰になる印象ですが、そうじゃない。
ギックリ腰は慢性的な腰への負担の蓄積で腰が限界に達したときに起こるもの。
定期的に繰り返しギックリ腰になるのはギックリ腰のクセではなくて腰に負担を蓄積させるあなたの姿勢や歪み、身体の使い方のクセなんです。
定期的にギックリ腰を繰り返す
痛い時だけあわてて治療に通って痛みがなくなって安心して治療をやめる。
半年後や1年後に、またギックリ腰。
ギックリ腰ループ。
このタイプがほとんどでギックリ腰がクセになると思っているんです。
ギックリ腰によくなるギックリ腰ループの人は、姿勢の悪さや使い方のクセ身体のバランスが崩れています。
骨盤、股関節、膝、腰椎の歪みや捻じれや可動域の制限などが原因。
この歪みや捻じれを整えて、可動域を正常に戻して姿勢の改善や身体の使い方の修正がギックリ腰撲滅には大事。
なのでギックリ腰のあの痛みに苦しみたくなければ、痛みが取れてからの方が重要でしばらく通院して治療を継続するのをオススメ。
じゃあ最初から歪みを整えて可動域を正常に戻してよ。
できれば僕もそうしたい。
でもギックリ腰の人は少しの体勢を変えるだけでも激痛で一苦労。
まずは少しでも動けるように激痛の痛みを軽減させてないと施術もままならないんです。
それに患者さん自身の日常生活を送るためにも激痛の軽減は必要になる。
だから同時進行は難しいんです。
そして歪みを矯正するといってもパパっと1回で完璧ですとは残念ながらならない。
歪みや捻じれや可動域の制限など身体のバランスの崩れはその人の長年の姿勢や使い方のクセなんです。
それを完璧に修正するには数回の矯正は必要になってくる。
いくら痛みなどの原因の歪みや捻じれでも、いままであなたが何年何十年と積み重ねてきたものがものの1時間やそこらで覆ったら逆に嫌じゃないですか?
それにそこまでの大きな身体の変化を短時間で起こすと感覚が変わりすぎて体調を崩すことにもなります。
ギックリ腰から話が逸れてしまいましたが、ギックリ腰の痛みが取れただけでは安心できないということです。
年齢とともに回復力や反応速度も低下するので、またギックリ腰が再発した時に以前より痛みが激しくなったり治るのに時間がかかります。
そうならないためにも、痛みが取れてから身体のバランスを矯正して腰に負担がかからない姿勢や使い方を身につけとくのをオススメします。