その場しのぎの対症療法
カイロプラクティック、整体業界に入って15年。
15年もいれば色んなことをやってきた。
自分の手柄が欲しかった時代
患者さんの症状に囚われた施術を一生懸命やっていた。
四十肩ならココとココ。
ギックリ腰ならココ。
そんな感じで来院時に9の痛みを施術後には4に。
でも、このやり方では9→4になったのに次回の来院時に8まで戻ってしまってる。
そして8→4。なのに、また8に戻る。
その繰り返し。
もちろん簡単な肩こりや腰痛なら、このやり方でもそれなりの成果がでていた。
しかし、ある一定以上の症状になるとガクッと成果が下がってしまう。
欲をなくして丸くなった今
今は自分の手柄よりも最終的に患者さんの症状が治まり良くなってくれれば何でもいい。
その為に心掛けているのがやりすぎない。
だから今は9→7や9→6くらいまでしか施術後はならない。
でも翌日、翌々日に7→6や7→5に。
だから次回来院時に5や4から施術を始めれる。
何故やりすぎないと回復するのか?
それは患者さん本人の身体に認識させる必要があるから。
たとえば、Aさんは1日に100個商品を配達しないといけません。
でも常にBさんがこっそり30個ほどフォローして配達しています。
それに気づいていないAさんは自分は仕事ができていると思っています。
これじゃいつ迄たってもAさんは一人前になりません。
これと同じことが身体にもおこります。
術者がやり過ぎてしまうと患者さんの身体の認識が薄れ回復作業が進まない。
そこで、やりすぎずやらなさすぎずの丁度いい塩梅の施術。
これが難しいところですが丁度いい塩梅にすれば身体はちゃんと悪いところを認識して治そうとしてくれます。
本人の身体が治そうとスイッチを入れてくれさえすれば気づけばいつの間にか痛くもなんともなくなってる。
これが急がば回れの当院特有の施術となります。